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県内最大級のコモンシコロサンゴ(石垣・沖縄)

2013年5月14日 - スタッフ公式
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県内最大級のコモンシコロサンゴ確認 石垣
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名蔵湾で確認されたコモンシコロサンゴの群落
(提供・八重山ダイビング協会)
 【石垣】石垣市の名蔵湾沖でオニヒトデ駆除中のダイバーが今年1月、県内最大規模のコモンシコロサンゴの群落を確認した。群落は湾中央の水深約10~15メートルにあり、幅約30メートル。横から見ると丘のように盛り上がった形をしている。
 県が2011年度までに実施した県内全域のサンゴ調査でも同規模群落は数カ所しか確認されていない。群落付近では稚魚や小魚の種類、数とも多かった。
 名蔵湾では1970年代に土砂が大量流出し、濁りがあるなどダイビングに向かないとされていた。しかし、今回、大群落や沿岸部のサンゴの回復傾向が確認されたことで、関係者は海域保全を訴えている。
 同協会の佐伯信雄環境対策委員長は「名蔵湾の再生力は、県内最高峰の於茂登岳から流れる水脈がマングローブ、干潟、藻場、サンゴ礁へと連なる豊かな生態系にあると思う。自然再生とサンゴ保全を学ぶ場としてさらなる取り組みが必要だ」と訴えている。
   沖縄タイムス

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