台北日本人学校へ派遣 白保小の銘苅教諭
3回目の応募で夢叶う
白保小学校の銘苅和人教諭(39)が20日から、台湾の台北日本人学校に赴任する。八重山教育事務所によると、在外教育施設への教師派遣は全国から応募があるため、郡内から派遣されるのは珍しいという。
3回目の応募で派遣が決まった銘苅教諭は15日午後、黒島一哉八重山教育事務所長を訪ね、「まさか受かるとは思わなかったが、台湾でしかできない体験をしてきたい」と報告した。
現地の教師が不足したことで急きょ、派遣されることになり、当面は単身赴任で、8月から妻と娘2人も台北に移るという。
赴任を前に銘苅教諭は「現地の子どもたちに日本と同じ教育を受けさせ、現地の教師とも交流し、石垣と台湾の架け橋になれるような体験をしてきたい」と抱負を語った。
黒島所長は「石垣で頑張ってきた教師が海外の学校に派遣さ
れることはなかなかない。健康に留意して頑張ってきてほしい」と激励した。
白保小の石垣静枝校長も「銘苅教諭は教務主任でもあり、送り出す側としては大変だが、子どもたちに夢を語る立場として、海外での仕事という夢をかなえた本人を喜んで送り出したい」と話した。
八重山毎日新聞