古謝美佐子さんが上野小でコンサート
「南洋の数え歌」などを披露した古謝美佐子さん
=上野小体育館
市立上野小学校 (上里雅章校長) で28日、 沖縄出身の歌手・古謝美佐子さんによるライブコンサートが行われ、 児童と父母が体育館に集い、 古謝さんの伸びやかな歌声に聴き入った
=写真右=。
ことし2月に行われた沖教組宮古支部主催のイベントに古謝さんが出演した際、 学校側が公演を依頼したところ、 快く引き受けてくれたという。 古謝さんは今回、 「美ぎ島ミュージックコンベンション」 に出演するため来島していた。
コンサートでは、 第2次大戦中にサイパン島で捕虜生活を送っていた県人たちが、 いつか沖縄に帰る日を願って作ったという 「南洋数え歌」 や 「PW無情」、 「てぃんさぐの花」 など数曲を披露した。
クイズコーナーでは、 戦後の貧しい時代に米軍の使用済みパラシュートの布の部分を使って作られたという 「三線」 に関するクイズを出題し、 正解者には自身のCDをプレゼントし、 児童らを喜ばせた。
午後からは市立北中学校を訪問して同様のコンサートを開催。 前日 (27日) には市立久松中学校と池間小中学校も訪問した。
宮古新報