メニュー

サンゴの卵舞う (渡嘉敷・沖縄)

2013年6月3日 - スタッフ公式
LINEで送る
Pocket

渡嘉敷の海にサンゴの卵舞う
null
サンゴの産卵でピーク時には海中がピンク色に染まった。
右はハリセンボン
(長谷和典さん提供)
 【渡嘉敷】大潮から中潮に合わせてサンゴが産卵する神秘的な産卵ショーが今年も渡嘉敷海域で確認され、島内のダイバーらが喜びの声を上げた。
毎年このショーを楽しみにしてるダイビングサービス「月の翼」代表の長谷和典さん(32)は5月24日から阿波連ビーチ沖で観察を開始した。
 29日の夜10時ごろからミドリイシ科のサンゴが「バンドル」と呼ばれる卵の産卵を開始し、15分後のピーク時には海中がピンク色に。長谷さんは「サンゴの量が確実に減少しているので産卵はとても貴重。サンゴの大切さを伝えて守っていくことが私たちの役目だと思う」と話した。
 長谷さんらは島のダイビングメンバーらとサンゴの移植を行い、個人的にもサンゴの天敵のオニヒトデやレイシガイの駆除を精力的に行っている。「自分でできることを実行して次世代にこの海を残していきたい。写真に写っているハリセンボンもオニヒトデを食べてくれます」と笑顔で語った。
 (新垣聡通信員)
  沖縄タイムス

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です