宮古地区身体障がい者スポーツ大会、各種競技挑む
アキュラシー競技で、 風に乗せて的の輪を狙う参加者
=2日、 市陸上競技場
第7回宮古地区障がい者スポーツ大会が2日、 市陸上競技場で開催された。 この日は快晴に恵まれ、 南国の夏らしい日差しと心地良い風が吹く中、 15支部・施設利用者ら多数が参加し、 それぞれの障害に応じたトラックでの競走やフィールドでの跳躍、 投てき各種目で和気あいあいと競い合った。 大会にはことしも中学生や一般のボランティアが参加し、 運営をサポートするとともに走・投・跳各種目に挑む選手に温かい声援と拍手を送った。
この大会は、 障害者のスポーツ振興とスポーツへの積極的な参加を促進し、 障害者がスポーツを通じて自らの障害を克服し、 心身の回復と維持増強を図り、 明るい希望と勇気を持ってたくましく生きる能力を育てるとともに、 社会の障害者に対する理解と認識を深め、 障害者の自立と社会参加推進に寄与することを目的としているもの。
県や宮古島市、 多良間村、 県身体障害者福祉協会、 県手をつなぐ育成会、 県精神障害者連合会、 宮古身体障害者連合会、 NPO法人宮古地区手をつなぐ育成会、 宮古地区精神障害者家族会が共催している。
開会式で宮古身体障害者連合会長の池間太郎大会長が、 「選手の皆さんには、 日ごろ鍛えた技と力を存分に発揮し和気あいあいと競技するとともに、 これを機に組織の連帯と結束を強固に達成できますよう心からお願する。 ボランティアとの交流も深めてほしい」 とあいさつした。
県宮古福祉保健所の仲宗根正所長 (代読) は 「日ごろ鍛えた力を存分に発揮し、 多くの仲間と交流を深め、 友情の輪を広げて頂きたい。 会場の皆さんには、 選手と一体となって声援を送り、 大会を盛り上げて頂きたい」 と選手たちを激励。 宮古島市の下地敏彦市長は 「県内で唯一、 身体・知的・精神の3障害を対象とした大会として高い評価を受けており、 多くのボランティアによって支えられ、 障害者総合支援法の基本理念で謳われている共生社会の実現に寄与する。 ケガや自己の無いよう注意しながら多くの仲間と交流を深め、 友情の輪を広げて頂きたい」 とエールを送った。
続いて平良支部の与那覇正規さん・内間文子さんが 「日ごろ練習した成果を発揮し、 はつらつ楽しく競い合うことを誓う」 と選手宣誓したあと競技を開始した。
汗ばむ陽気の中、 選手たちは50㍍や100㍍、 200㍍、 400㍍の競走、 走り幅跳びや立ち幅跳びなどの跳躍、 ソフトボール、 ジャベリックスロー、 砲丸投げ、 アキュラシーの投てき各種目に真剣な表情で挑み、 日ごろの練習成果を発揮して競い合った。
宮古新報