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闘牛: 9日具志川大会 (OKINAWA)

2013年6月5日 - スタッフ公式
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闘牛:魁闘勇士復活なるか 9日具志川大会
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7勝目は復活の白星。魁闘勇士ジュニア
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14勝目に虎視眈々(たんたん)の富士大力。闘志が鍵
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具志川闘牛大会 取組表
 具志川闘牛大会(主催・具志川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が9日午後1時から、うるま市石川多目的ドームで行われる。6月の闘牛は計4回予定されているが、その第2弾となる大会。
地元から9頭、近隣や各地の組合から11頭の計20頭による10取組が予定されている。戦力拮抗(きっこう)のカードが目立ち、激戦連発が期待できそうだ。結びの大一番、2番戦に注目したい。入場料は大人2500円(女性は2千円)、中高生は千円
(小学生以下は無料)。
「大一番」 魁闘勇士ジュニア 対 富士大力
 魁闘勇士ジュニアは昨年9月の石川大会以来久々の登場。昨年は春の全島に出場し、上位戦線での活躍が期待されたが、トラムクーパンダに敗北し、デビュー以来の6連勝が止まった。再起戦となった石川大会でも赤とんぼを攻略できず、再上昇の契機とはならなかった。
 しかし、体力があり、ここからまだ盛り返せる年齢。今回は背水の陣で臨み、何としても復活の白星をつかみたい。長期休養を大きなプラス材料とみて、ここは突破できそうな雰囲気がある。しかし、勝機にやや詰めの甘さが残る戦法だけに、最後まで集中して戦えるかが勝敗のポイント。
 富士大力は旧名が常勝会荒波。荒波時代は2回中量級王座に挑戦するなど、屈指の実力牛として人気を集めた。年月がたった今、さすがにひところの勢いは影を潜めているが、どの対戦でも現時点の「力」は完全に出し切っている。敗れはしたが、前場所(4月、徳昇龍)、前々場所(3月、一心力)と見せ場をつくり、闘志は十分だった。相手牛からすれば最後まで集中して戦わないと足をすくわれるタイプ。
 展開予想が難しいが、対戦開始5分前後が勝敗の鍵。ジュニアが体力を生かし、勝機をうかがう戦いを続ければ勝算は大。大力はカケ押しの連続でジュニアを揺さぶるのみ。柵際にジュニアを運ぶことができればチャンス到来となりそう。
「2番戦」 荒岩台風 対 短角頑力皇 
 荒岩台風(10勝1敗)は1月新春闘牛で花夢美神を下し、初黒星後の復活を果たした。勝機とみれば一気に出る集中力は健在だった。今後、以前のような鋭い出足が戻り、勝負が速くなるようだと軽量級のトップグループに復帰できそうだ。
 短角頑力皇(旧名・石山新)は徳之島からの移籍牛で沖縄場所は今回が4戦目。3月31日新屋慶名で結びの一番を務めたが、龍天龍鬼丸に敗れた。鬼丸のパワーに圧倒され、得意の小刻みな割りを出せなかったのが敗因。今回は復調がかかる大事な一番となる。
 台風は組んでのカケ押しがほとんど、頑力皇は時々離れての割り、突きが武器。対照的な動きだが、序盤3分で趨勢(すうせい)が鮮明になると予想する。
  (又吉利一通信員)
  沖縄タイムス

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