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豊原が入植60周年 祝う(八重山・沖縄)

2013年6月10日 - スタッフ公式
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豊原が入植60周年 地域挙げて節目祝う
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西表島
開拓一世22人に感謝状  
【西表】豊原地区入植60周年記念式典・祝賀会(同実行委員会主催)が8日午後、豊原開拓の里大ホールで開かれた。
豊原集落は1953年6月9日に琉球政府の計画移民で本島大宜味村や久米島、宮古島、竹富町内の各島々から47世帯・193人の開拓団が入植した。式典では、開拓一世の22人に感謝状を贈呈。「豊原音頭」や旗頭が披露されるなど、地域を挙げて入植60周年を盛大に祝った。
 式典では、山盛力実行委員長が「開拓精神と結の心で未開のジャングルを人力で開墾してきた先人の団結力に感謝している。今後も豊原の伝統を伝え、豊で住みよい故郷づくりにまい進したい」と式辞。
 80代から90代の開拓一世22人に感謝状を贈ったあと、川満栄長町長は「子孫繁栄の礎を築いた先達に敬意を表したい。心豊かに安全、安心して暮らせるまちづくりに向けて今後も全力を尽くしたい」と祝辞を述べた。
 開拓の里隣接地で婦人会の「豊原音頭」や青年会の旗頭が披露されたあと、祝賀会で友利一雄公民館長は「開拓団のご労苦で入植当時の47世帯から、現在では91世帯の大家族になった」と礼を述べた。
 舞台では、公民館役員による舞踊や子ども会の演舞、老人会による「汗水節」などが次々と披露された。
 豊原地区の名付け親でもある玉盛淳則さん(92)=豊原、竹富島出身=は「60年はあっという間のように感じる。何もないところを切り開いて、そこから始まった」と感慨深げに話した。
 友利ミツ子さん(83)=同=も「子どもを2人連れて大原の知人宅に泊まりながら毎日(豊原に)通い、自分たちの敷地を開墾していった」と当時を振り返った。
 感謝状を受けたのは次の皆さん。 
金城静喜、金城悦子山城スミ、玉盛淳則、玉盛濱子、山城修、山城愛重、金城千代、大城ツル、友利敏夫、友利ミツ子、野底晃介、野底キミ、池田精徳、本盛當章、東里清、友利正功、友利フジ子、砂川ハル、金城三枝、山盛里子、古波蔵トミ
  八重山毎日新聞

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