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「宮森」忘れない ジューンフェス

2013年6月14日 - スタッフ公式
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「宮森」忘れない ジューンフェス
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参加した子どもたちと一緒に合唱する出演者ら
=8日、うるま市石川の石川地区公民館
 【うるま】
平和への思いや命の大切さを、歌や踊りなどの表現を通して
観客に届ける「JUNE FES(ジューンフェス) 6月の空と9つの想(おも)い」(同実行委員会主催)が8日、うるま市石川の石川地区公民館であった。出演者らはそれぞれの表現で観客を魅了し、1959年6月30日に起きた宮森小学校ジェット機墜落事故へ思いをはせた。
 同実行委員会は宮森小学校のジェット機墜落事故を語り継ぐための活動をするハーフセンチュリー宮森と、県立石川高校の高校生らを中心に結成された。
 墜落事故をテーマにした一人芝居から始まり、琉舞と共に奏でられた「想い花(うむいばな)」をメンバーが披露。
大嶋愛さんがイラクの少女からの手紙を基に作った「ハウラの赤い花」を歌った。このほか、さどやんの紙芝居、県内で活躍する音楽ユニットjujumoのライブ、高校生によるダンスなども披露された。
 出演した石川高校3年の佐久本祥寛さんは「墜落事故体験者の話を聞くと、平和とは何かということを考え、同級生をはじめいろんな人に広めたいと思った」と取り組みへの意欲を語った。
 「宮森小と同じような墜落事故が再び起こり得る沖縄は平和ではない」と感じたことをきっかけに同フェスを企画したのは、実行委員長でハーフセンチュリー宮森のメンバーでもある宜野座由子さん。「平和への思いを石川から、かつて墜落事故が起こり、慰霊の日の月でもある6月に発信したい」と考えていたという。終了後には「出演者、観客も含めて一つになれたと思う」と話した。
  琉球新報

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