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慰霊の“火”ともそう (宮古島・OKINAWA)

2013年6月14日 - スタッフ公式
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慰霊の“火”ともそう 児童がエコキャンドル
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「慰霊の日・ライトダウン」に向けて自分たちが作った
エコキャンドルを市に手渡す児童ら=宮古島市役所
 【宮古島】
市内の小学生が、廃油などを利用して製作したエコキャンドル約400個が11日、市役所で下地敏彦市長に手渡された。23日の慰霊の日に、沖縄戦の犠牲者を弔いながら、環境に配慮し市内の照明を落とす「慰霊の日・ライトダウン」(主催・市)実施に向けたもの。子どもたちは「戦争の犠牲者を慰めるため作ったキャンドル。ライトダウンに役立ててください」と話した。
 この取り組みは、環境モデル都市としてさまざまな環境政策に取り組む市が、沖縄戦の犠牲者を哀悼と、環境保全活動の啓発のため、「ライトダウン」の2回目となる2010年から、市が学校側へ協力要請して毎年行っている。
 市内8小学校の児童が放課後や週末などを利用し、一般家庭やコンビニなどから提供してもらった廃油などを利用してエコキャンドルを製作。容器もサザエやシャコ貝の貝殻やアルミ缶などを使った。
 市から市内の飲食店など協力店舗へ配布される。慰霊の日の23日正午と午後8時から、照明を落としてキャンドルをともし、平和と環境について考える機会をつくる。
 11日のセレモニーでは、佐良浜小学校5年の上原愛姫さん、浜川咲良さん、前泊礼音さんが「自然を守り、平和な世界のため、心を込めて作ったエコキャンドルを、ライトダウンに役立ててください」とあいさつ。
 キャンドルを受け取った下地市長は「一生懸命作ったキャンドルを持ってきてくれてありがとう。平和な島にしよう-と、お祈りする慰霊の日にしよう」と礼を述べた。
  沖縄タイムス

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