サガリバナが見ごろ 梅雨明けの夏の夜彩る
石垣市登野城719、農業、上地和雄さん(65)宅でサガリバナ(サワフジ)が開花し、薄いピンク色とほのかな香りの花が見ごろを迎えている。梅雨明けの夏の夜を飾るのにぴったりで、道行く人々の目を引いている。
このサガリバナは上地さんが12年前に挿し木したもので、今では樹高約6メートルにも成長。今年は4月ごろから花を付け始め、今が真っ盛り。
「3月を除いて年中花を咲かせているが、夏が花の数が多く、見ごたえがある」と妻の清子さん(65)。
サガリバナを地域に普及させようと、登野城五町内会が主催している「あがろーざー節大会」に、上地さんがサガリバナの枝を参加賞として提供したことも。
一夜限りの幻想的なで花として知られるが、垂れ下がるようにして上から次々と咲くので、上地さんは毎夜、優雅な花を楽しんでいる。
八重山毎日新聞