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初当選の喜び 抱負 多良間村長、宮古島

2013年6月18日 - スタッフ公式
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多良間村長選、初当選の伊良皆氏が喜び 抱負
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【多良間】
16日に投開票が行われた任期満了に伴う多良間村長選挙で、 11票差で初当選を果たした伊良皆光夫氏 (58) は一夜明けた17日朝、 マスコミ各社のインタビューに応じ、 初当選の喜びと今後の抱負を語った。
停滞する村政の刷新を訴えて、 早い時期から組織的に活動し、 接戦を制した伊良皆氏は 「村民とともに村民主体の行政を推進する」 と力強く語った。
 午前8時半から同村字塩川の自宅でインタビューを受けた伊良皆氏は 「厳しい選挙戦を戦い、 精神的にもきつかったが昨夜はゆっくり眠れ、 精神的な疲れも取れた」 と笑顔を見せた。
勝因については 「村民のみなさんと直に話してきたなかで、 若い人たちが 『このままではいけない』 という気持ちが強く、 私を後押ししてくれたと感じる」 と改めて支持者に感謝した。
 村長選後の対立解消について 「村民との融和を図りながらやれば、 溝は埋めやすくなると期待している。 村民主体の行政を強く訴えているので、 下地支持者、 伊良皆支持者という分け方でなく、 全ての村民とともに進めていく行政を実行する」 と強調した。
 4年間の抱負として 「村民とともに村民主体の行政、 村民の声に耳を傾け開かれた行政を進めていく。 島が二分されたので、 選挙戦のしこりを取り除き、 村民が一体となり政治、 行政に関わっていくということが一番重要」 と村民の協力を呼びかけた。
 取り組みたい政策として 「今後、 過疎対策が一番重要になる。 幅広い対策が必要で子育て支援、 福祉、 雇用の創出、 経済対策などをすることが過疎対策になる」 と強調。 雇用の創出について 「観光産業を含めて、 ものづくり、 特産品の開発、 第6次産業などをミックスした中で雇用も生まれてくる。 人づくり、 人材育成も必要になる」 と述べた。
 高齢化について 「年々高齢化が進み、 島外の施設に行く人が多くいる。 島で対応するため、 今ある施設を拡充し、 島で介護ができるようにすることが必要。 お年寄りが健康で過ごしていけるような環境整備を村ぐるみで行うことが大切」 話した。
 また 「国営土地改良事業を進めているので早めに着工し、 農業用水の問題を解決したい。 施設園芸を取り入れていくことも、 水があれば可能」 と話し、 「輸送コストの面においても、 現在は一括交付金による離島運賃低減もあるが、 村としてもそういったことができないか探っていく必要がある」 と今後の展望を語った。
宮古新報

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