「闘牛愛」熱く語る 横綱誕生 東大合格より難しい
闘牛の魅力を語る(左から)松崎圭将さん、伊波大志さん、
池原正寿さん=16日、恩納村博物館
【恩納】
闘牛をテーマにした写真展開催に合わせ、恩納村博物館講座「沖縄闘牛の魅力」が16日、同博物館で開かれた。
闘牛に関わる3人が牛の種類や外見の特徴から付けられる名前、技などの観戦が楽しくなる基本に始まり、飼い方、試合へ臨む意気込みなど「闘牛への愛」があふれるトークを展開した。
闘牛アナウンサーの伊波大志さん、飼育者の松崎圭将さん、牛主で「闘牛ファン」の池原正寿さんが登壇した。
伊波さんは、験を担いで闘牛場のトイレを一人で清掃する牛主などのエピソードを紹介し「全島一の横綱になるのは東大合格より難しい」と話し、闘牛会場に足を運んで生の魅力を味わうよう呼び掛けた。
「闘昇龍正寿」の牛主である池原さんは、試合の1週間前から「勝つようにウートートーする」など緊張する気持ちを語った。
飼育者で牛主でもある松崎さんは「練習だけでなく海に連れて行きリフレッシュすることも大事。1度負けても次に活躍する見込みはあるので、勝っても負けても大事にケアしている」と話した。
このほか牛の写真を見せながら、顔に白い毛の交じる「パンダ」など、外見から来る名前の付け方や基本の技などを紹介した。
琉球新報