メニュー

イリオモテヤマネコ事故死 沖縄

2013年6月28日 - スタッフ公式
LINEで送る
Pocket

イリオモテヤマネコ事故死 今年3件目
null
ゲージから森に飛び出すヤンバルクイナ
=27日、国頭村
 環境省那覇自然環境事務所は26日、国の天然記念物イリオモテヤマネコのオスの幼獣が交通事故で死亡した、と発表した。交通事故死は今年3件目で、昨年の2件を超えた。
 同事務所によると、26日午後11時17分、職員が西表島古見美原の県道路上に横たわるヤマネコの死骸を発見した。顔面の骨折などから交通事故死と判断した。ヤマネコの交通事故死は、記録が残っている1978年以降で58件目。
 同事務所は「初夏から夏にかけての時期は子ネコが道路に出没するとともに、母ネコも子育てで注意散漫になっている。運転には気をつけて」と呼び掛けた。
 事故の多発を受け、環境省は「イリオモテヤマネコ夏の交通事故防止キャンペーン」を例年より前倒しして7月13日から実施し、注意を呼び掛ける。
負傷クイナ放鳥 国頭
 【国頭】環境省やんばる野生生物保護センターは27日、交通事故で負傷し治療を受けていたヤンバルクイナを、国頭村の県道2号沿いの森に放鳥した=写真。
 放鳥された個体は雌の成鳥。18日に自動車と接触し、左足のかかとのかすり傷と内出血の疑いで、NPO法人どうぶつたちの病院沖縄(うるま市)で治療を受けていた。
 クイナと接触した運転者が同センターに通報したという。山本以智人自然保護官は「放置していたら衰弱してカラスに襲われていた可能性が高い。迅速な対応で助かった。事故に遭ったクイナを見たらすぐに連絡してほしい」と話した。
 保護したヤンバルクイナの放鳥はことし4例目。事故発生は20件でうち16件は死亡した。山本自然保護官は「法定速度を守って野生生物に気を付けて走行してほしい」と呼び掛けた。
  沖縄タイムス

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です