双方向チャーター運航開始 マンダリン航空
定期化を視野、一般客搭乗可 台湾路線2社8便体制に
マンダリン航空(華信航空)は、台北(桃園国際空港)―石垣間で一般客も搭乗できる双方向プログラムチャーター便の運航を3日から開始した。水、土曜日の週2回4便の運航を計画。
チャイナエアライン沖縄支店(黄元?支店長)によると、フリー枠は20―25席を用意している。
石垣発着のチケットは地元の代理店と調整が済み次第、販売を開始する予定だ。南ぬ島石垣空港の台湾路線は、トランスアジア航空(復興航空)を加え週4回8便の運航体制となる。
両社とも定期便化を目指しており、国際線ターミナル施設・機能の改善が急がれそうだ。
マンダリン航空の台北・石垣路線は過去10年間、クラブメッドのチャーター便として台湾発着で運航されており、乗客は原則としてクラブメッド川平の宿泊客に限定されていたが、3日からは一般客も搭乗できるようになった。
機材はERJ190(104席)を使用し、運航期間は7月から10月まで。現地時間午前11時40分の台湾発、日本時間午後1時35分の石垣着。石垣からは日本時間午後2時半発、現地時間午後2時25分の着となる。
この日は到着便、出発便とも満席の人が利用した。
国際線ターミナルでは石垣市や市観光協会、新空港マスコット「ぱいーぐる」が出迎え、記念品やお菓子をプレゼント。嘉数博仁観光文化スポーツ局長は「石垣からも台湾に行くことができるようになり、待ち望んでいたことが実現した。これを契機にさらに長いおつきあいをしたい」と歓迎した。
黄支店長は「台湾と石垣の観光文化交流がますます深まることを期待したい。石垣島の魅力を伝え、マーケットを開拓し、多くの台湾人を連れてきたい」と話した。
琉球華僑総会八重山分会の王田達夫会長は「台湾路線の便数が増えるので時間も選べるようになり、使いやすくなる」と喜ぶ一方「石垣から台湾に行く客がいないと、路線が長期的に安定しない。本土からの旅行商品に台湾プランをうまく組み合わせてもらいたい」と要望した。
八重山毎日新聞