中国国際航空の那覇-北京線再開
北京から訪れたメディアを出迎えたOCVBと県の職員ら
=3日、那覇空港
昨年9月から運休していた中国国際航空の那覇-北京線が3日再開した。
第1便が同日午後、那覇空港に到着し、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)による歓迎式が開かれ、平敷昭人OCVB専務理事や県文化観光スポーツ部の前田光幸統括監らが乗客136人を出迎えた。
同路線は尖閣諸島の領有権をめぐる日中関係の悪化で運休していた。同日から運休前と同じボーイング737-800型機(157人席)で、水曜と土曜に週2往復する。
県とOCVBは、同便で北京のテレビ局など5社・7人のメディアを招いた。メディアは3泊4日の日程で美ら海水族館などの観光地、ディスカウント店「ドン・キホーテ宜野湾店」を取材する。
平敷専務理事は「運航再開は北京と沖縄の重要な懸け橋となる。交流活性化を担うと期待している」と歓迎した。
那覇-北京線は、週2往復運航していた海南航空が昨年9月から運休。また、昨年9月に那覇-上海線を週4往復で運航する予定だった吉祥航空も就航を見合わせている。
県は10日から、運航の再開や新規就航を求め、北京でトップセールスを行う。高良倉吉副知事、平敷専務理事ら約15人が3泊4日の日程で海南航空などを訪問する。
沖縄タイムス