リュウキュウアオバズク、ヒナ元気な姿 名護
親鳥(右)の隣で、周囲を眺めるリュウキュウアオバズク
の2羽のヒナ=名護市内
【名護】地域のマスコットとしてすっかり定着したリュウキュウアオバズクのヒナが3日、市内にある巣から元気な顔を見せた。2005年以降、9年連続で市内で営巣している。
2羽のヒナがガジュマルの枝をカギ爪でしっかりとつかみ、隣では親鳥が周囲を警戒しながらヒナを保護。胸から腹部にかけフワフワとした真綿のような産毛と、愛らしく輝く金色の瞳がなんとも愛くるしい。
ヒナたちは人間の姿に驚く様子もなく、樹上からジーと物珍しそうに辺りをうかがっていた。親鳥は5月3日から枝に止まっているのが確認されていたが、例年より少し遅い巣立ちを迎えそうだ。
初めてヒナを見たという古内襟子さん(53)は「かわいいー、元気に巣立ってほしい。地域で見守ってあげたいね」と感激した様子で視線を送っていた。
(島袋仁明通信員)
沖縄タイムス