狩俣中生徒たちがマングローブ特徴学ぶ
出前授業で、 春川さん (右) の説明を受けながら
観察する狩俣中の生徒たち=島尻マングローブ林
市立狩俣中学校 (池村敏弘校長) で10日、 沖縄サイエンスキャラバン出前授業 (主催・県公衆衛生協会など) が行われた。 全校生徒21人がNPO法人宮古島海と環境のネットワークの春川京子さんらを講師に、 マングローブや周辺の生態系への認識を深めた。
この授業は、 県受託事業 「沖縄サイエンスキャラバン構築事業 (離島・遠隔地等科学コミュニケーション推進プロジェクト)」 の一環で、 地元産業界の技術者を利用して子どもたちが学校で学ぶ理科と実社会を結びつけ、 生きた理科授業を実施することをねらいとして行われているもの。
午後2時から行われた授業では、 はじめにランチルームで植物の特徴などを確認したあと、 島尻マングローブ林に移動して観察。 学校に戻ってまとめ作業を行った。 この中で春川さんはヤエヤマヒルギ、 メヒルギ、 ヒルギダマシなどのマングローブの植物をはじめ、 シオマネキやミナミトビハゼなど周囲の生き物について説明し、 生徒たちは興味津々で聞き入っていた。
川田美琴さん (3年) は 「良い勉強になった。 地元なので何度か来ているが、 マングローブにもいろんな種類があることを知ることができて良かった」 などと感想を話していた。
宮古新報