アフリカから研修員、宮古の母子保健事業学ぶ
母子保健事業の研修に参加しているメンバーと
下地市長 (中央) =9日、 市役所平良庁舎
2013年度地域別研修 「公衆衛生活動による母子保健強化 (アフリカ地域) コース」 に参加している研修員12人が、 9日から宮古島市の母子保健事業等に関する研修を開始した。 12日まで滞在予定。 9日午前には市役所平良庁舎で下地敏彦市長と面談し、 「温かい歓迎に感謝する。 期間中、 私たちにとって有益なことをたくさん学んでいきたい」 と意気込んだ。
同研修は、 アフリカ地域の国・地方政府の保健部局の母子保健看護管理者を対象に実施。 日本国内における国・地方自治体の役割や母子保健及び医療従事者の人材育成、 地域ボランティアの育成、 関係機関等との連携体制等の仕組みや機能を理解し、 自国・地域の母子保健活動の推進に生かしてもらうことを目的としている。
研修には、 アフリカの11カ国・地域 (アンゴラ、 エチオピア、 ガーナ、 ケニア、 リベリア、 マラウイ、 ナイジェリア、 シェラレオーネ、 スーダン、 ザンビア、 ジンバブエ) から計12人が参加している。
研修員一行を温かく迎えた下地市長は、 「 (宮古とアフリカは) 暑いという点で気候もよく似ており、 暑さ対策など参考になることも多いと思う。 私たちの母子保健事業プログラムを参考にして頂くと嬉しい。 疑問に思ったことは市の保健師に何でも聴いてほしい。 皆さんの来島を心から歓迎する」 とあいさつ。
研修員のアマンダ・クリスピンさん (ザンビア、 看護師) は 「期間中、 必ずや有益なことを多く学べると思う。 温かい歓迎を受け、 自国にいるような気分で研修に臨める」 と喜び、 この日からスタートする研修を楽しみにしていた。
宮古新報