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批評誌N27が創刊、脱「復帰」元年など特集 (宮古島・沖縄)

2013年7月13日 - スタッフ公式
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批評誌N27が創刊、脱「復帰」元年など特集
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 「時の眼│沖縄」 批評誌N27 (編集・同実行委員会、 新星出版発行、 定価1000円) =写真=が 「慰霊の日」 の6月23日付けで創刊された。 特集は 「脱 『復帰』 元年」、 「東松照明と沖縄」。 各書店で販売している。
 2012年の本土復帰40周年で県内の各ジャンルの有志が実行委員会を結成し、 「時の眼│沖縄 復帰40年の軌跡」 をテーマにシンポジウムや宮古巡回展を含む写真展などを展開した。 批評誌はこの活動を踏まえ、 「分断の危機にあるいまこそ、 言葉の公共圏が必要」 として創刊されたもの。
 1953年12月25日、 奄美群島が日本に返還され、 当時の沖縄と奄美 (日本側) を分ける緯線として引き直されたのが、 与論島南の27度線と硫黄鳥島北の28度線。
 同誌は 「N27」 を 「新たに創り出された批評の圏域」 と位置付けた上で、 「沖縄の言論が、 思想が、 沖縄を見つめる 『時の眼』 と応答するための圏域。 ここで発生する波動が未来へ大きく連なっていくことを私たちは問う│沖縄が沖縄であり続けるために」 (巻頭言) と提起している。
 創刊号の執筆人は、 平良西原の祭祀 「ナナムイ」 を撮り続けた写真家の比嘉豊光氏 (編集人) ら28人。 宮古関係はウルカ・ゆう (漫画家) =宮古島市、 川満信一 (詩人) =旧平良市出身、しもじけいこ (「のーがらやー」 メンバー) =宮古島市、与儀秀武 (沖縄文化論) =伊良部島出身=の4氏。
   第2号は12月20日の刊行予定。
  問い合わせは比嘉氏 (090・8292・1398)。
  宮古新報

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