郷の風土にじむ サキシマミーティング
初のフルアルバムをベスト盤として発売する
サキシマミーティングの新良幸人(右)、下地勇
=琉球新報社
新良幸人、下地勇のサキシマミーティングが18日、初のフルアルバム「SAKISHIMAmeeting THE BEST」(アライズ)を発売する。
これまでに発表した「SAKISHIMAのテーマ」や映画「カラカラ」主題歌の「TOME DOME」、エイサーで使われる「カーチパイ」などに新曲4曲、カバー曲などを加えたベスト盤。全14曲、3000円。
「ライブ中心に動いてきて8年たった。初のフルアルバムがベスト盤というのも、僕らの愛嬌(あいきょう)」と語る新良。
冒頭に収録した、旧盆行事アンガマの軽妙なやり取りを描く「ハイハイアンガマ」や「レディ・カニメガ」もキャッチーさが際立つ。「沖縄を描いてもコテコテではなく、ブルースやジャズの感覚が自然に入ってくる」と語る下地。
新良は「那覇を歩いていて発想した曲でも、白保の風景を思い浮かべて作っている。聞けば勇も宮古のことを思って作っているという」と楽曲ににじむ故郷の風土について語る。
21日に那覇OPAの閉店イベントでインストアライブを行う。
出演は午後5時10分の予定。2人は「沖縄でのレコ発ライブも近いうちに開きたい」と語った。
琉球新報