しまくとぅばで闘牛実況 読谷
闘牛の技を解説しながら角を突き合わせる
読谷中2年の登川颯君(左)と喜瀬大夢君
=読谷村文化センター中ホール
読谷村文化協会主催の第22回スリー・語やびらしまくとぅばが13日、村文化センター中ホールで開かれた。村内学童保育園や小・中・高校、一般の部に総勢30人が出場しオリジナル作品や昔話、童歌などを独特の「読谷山(ゆんたんざ)くとぅば」を交え、ジェスチャーたっぷりに発表した。
熱烈な闘牛ファンという読谷中2年生の喜瀬大夢(ひろむ)君は「沖縄の受け継がれ闘牛」と題して県内外の闘牛の盛んな地域を紹介。同2年の登川颯(はやて)君は闘牛の場内実況放送を披露し、会場を盛り上げた。さらにファンを引き付ける要因とし、「掛け」「割り」「腹取り」「押し倒し」「まんがたみ」など多彩な技の「ウシオーラセー」を発表した。
登川君は、先に発表した喜瀬君と2人で作った紙製の角をかぶって、ウシオーラセーを再現。解説を加えながらの技の展開に会場が大きく沸いた。
児童・生徒の部は「生徒会長なてぃから」を発表した読谷高校2年生の金城広弥君、一般の部で「村の老人クラブの紹介」を発表した山城幸雄さんが村代表として県大会に出場することになった。
(翁長良勝通信員)
沖縄タイムス