顔の見える被災地支援 那覇市の企業
東日本大震災の復興を支援する企業が21日、那覇と岩手県大槌町の「赤浜の復興を考える会」をインターネットで結んだ交流イベントを開いた=写真。
約100人の参加者は、赤浜地区の現状に耳を傾け、メッセージや寄付金を寄せた。
イベントは化粧品会社のクリアノワール(那覇市・兼本のりこ代表)が主催。寄付金などを送るだけでなく、顔が見える交流を続け、支援を定着させたいと企画した。
同会の川口博美会長は、遠く離れた沖縄からの支援に感謝し「震災から2年4カ月が過ぎたが、雇用が厳しいなど復興はまだ遠い」とし、住宅の高台移転などが進まない現状などを報告した。
兼本代表は「交流すると励まされエネルギーをもらえる。特産物を購入するなど力は小さいが、沖縄から元気を届け続けたい」と語った。
沖縄タイムス