日照りの畑に散水 宮古島干ばつ対策
干ばつ対策でサトウキビ畑に水がまかれた
=24日、宮古島市城辺
【宮古島】宮古島市内で、少雨傾向に伴う干ばつ対策が24日から始まり、市内各地のサトウキビ畑で散水をする様子が見られた。19日に同市内で行われた「干ばつ対策会議」で決まり、市内農家の申し込みで実施された。
市内では台風7号による塩害で、18日から海岸沿いの畑で散水による除塩も実施されており、少雨傾向と塩害による農作物への影響が懸念されている。24日は、50台余りのトラックで作業。製糖工場の貯水槽から荷台のタンクに水を積み、かん水施設のない農地などを回って散水した。
作業を見守った農家の佐和田功さん(70)=市城辺=は「散水のためのスプリンクラーが無いので、干ばつ時は毎回作業をお願いしている。雨が降るまではこうしてしのぐしかない」と困惑顔だった。
沖縄タイムス