東芝、那覇に部品集積地 8月にも物流地域
東芝が8月にも那覇市の国際物流拠点産業集積地域(旧自由貿易地域)に「パーツセンター」を設置することが24日までに分かった。
那覇空港を起点とする全日本空輸(ANA)の国際物流ハブと、ヤマト運輸の物流・輸送網を活用し、同社が取り扱う製品の関連部品の集積を進める。
同地域は、法人税課税所得の40%控除や保税制度などが活用できる「経済特区」。県は本年度から同地域を拡張し物流施設を整備する計画で、民間企業の部品保管や製品修理などの拠点として同地域を発展させていきたい考え。東芝のパーツセンターは県が描く同地域発展の核になる事業展開として注目される。
ヤマト運輸は、インターネット通販大手の楽天と日本の生鮮食品をアジアに保冷輸送・販売するなど、ANAの物流ハブを活用した事業を推進している。東芝のパーツセンターは、ANAやヤマトの取り組みを後押しする事業展開となりそうだ。
(粟国雄一郎)
沖縄タイムス