こども環境調査隊:固有種の保護考える 奄美
野生生物保護センターの後は、奄美海洋展示館も見学。
オニヒトデとホラ貝を同じ水槽に入れる実験を見つめる隊員
=31日、鹿児島県奄美市
「沖縄こども環境調査隊2013」(主催・沖縄タイムス社、共催・沖縄美ら島財団)の小中学生8人は31日、奄美隊員6人と一緒に調査を本格的にスタートさせた。
環境省奄美野生生物保護センターでは、国の天然記念物アマミノクロウサギなど奄美群島だけに生息する「固有種」保護の現状や課題を学んだ。
隊員は30日夜の調査で、アマミノクロウサギを実際に見ており「生息数はどう調べるのか」など次々に質問が出た。
同センター自然保護専門員の水田拓さんは、奄美の固有種を脅かすものとしてマングースなどの外来種や捨て犬・猫、交通事故を挙げ「沖縄にも共通する問題だ」と指摘した。
古堅中3年の真栄田あかりさんは「環境問題は、人間のせいだと思う。みんなが関心を持つためにはどうするか、考えたい」と話した。
両隊員は同日、コミュニティー放送局「奄美エフエムディ!ウェイヴ」にも生出演。与那原小6年の外間円佳さんらがこれまでの調査隊の活動を紹介した。
沖縄タイムス