沖縄と似た生態系学ぶ 奄美で環境調査隊
奄美市の住用川で、リュウキュウアユやテナガエビなど
川にすむ生き物を調査する隊員
=1日、鹿児島県奄美市
【奄美大島で篠原知恵】
「沖縄こども環境調査隊2013」(主催・沖縄タイムス社、共催・沖縄美ら島財団)の小中学生8人は1日、奄美の隊員6人と一緒に奄美市内でマングローブやリュウキュウアユを観察し、沖縄と似た奄美大島の自然や生態系を学んだ。
両隊はマングローブ原生林を訪れ、マングローブやカニを観察した。環境省自然公園指導員の常田守さんは「彼らの生きる戦略を踏まえた保護活動をしなければ、環境を破壊しかねない」と話し、2種のマングローブとその周辺にいる生き物のすみ分けのルールに合わせた取り組みの必要性を訴えた。
沖縄カトリック中3年の高山真之介さんは「(絶滅など)知らない間に環境問題が起きていると気付かされた。壊すのは簡単だが元の環境を取り戻すには時間がかかる」と話した。
沖縄タイムス