一万円札のようなウチカビ その名も「琉球冥界銀行券」
一万円札にそっくりなウチカビを開発した泰陽貿易の
漢那用哲専務(左)と販売元のコーヨウ企画の千葉信一代表
=宜野湾市のコーヨウ企画
【中部】
福沢諭吉になぜか首里城-。
「琉球冥界銀行券」と銘打った一万円札にそっくりなお札は浦添市の泰陽貿易(中島善助社長)が開発、宜野湾市にあるコーヨウ企画(千葉信一代表)が6月から販売を始めている「ウチカビ」だ。
現代風にアレンジしたウチカビは煙の出ない紙で作られ、お香の香りもほのかに漂う。
ウチカビの風習は沖縄だけではなく、中国・台湾・シンガポール・韓国などでも見られる。中国系の人たちの間では「紙銭」と呼ばれ、その国々の紙幣をかたどっているという。
漢那用哲専務は「ウチカビとしてはもとより、観光客の旅の記念にしてもらえればうれしい」と話した。
「琉球冥界銀行券」の問い合わせは
コーヨウ企画 (電話)098(893)8575。
(稲福元子通信員)
琉球新報