村挙げ「タンカーユーエー」 渡嘉敷、双子姉妹を祝福
双子の一生美ちゃん(右)、一生幸ちゃんと笑顔の山城夫妻
=7月31日、渡嘉敷村中央公民館
【渡嘉敷】
渡嘉敷村で昔から盛んな行事「タンカーユーエー」(1歳のお祝い)が7月31日、村中央公民館で村住民ら約150人が出席して盛大に開かれた。
タンカーユーエーが村公民館を貸し切って開かれたのは今回が初めて。
お祝いの赤ちゃんの両親は、渡嘉敷村で生コン業、民宿などを経営する山城一正さん(42)、茂美さん(47)夫妻。
昨年7月31日、待望の愛娘(まなむすめ)、双子の長女・一生美(かなみ)ちゃん、次女・一(か)生(な)幸(さ)ちゃんを出産した。
祝いには座間味昌茂渡嘉敷村長も出席し「赤ちゃんは村民の宝、お年寄りのトゥシビー祝いと同様に、赤ちゃんの祝いも村を挙げて祝いましよう」とあいさつした。
茂美さんは「思いもよらず高齢で赤ちゃんを授かり、とてもうれしい。みんなに祝っていただき感謝です」と笑顔で話した。
茂美さんの妊娠・出産や子育ての様子なども映像で紹介され、舞台では門元ミカさんの民謡ショー、青年会のエイサーなどが披露されるなど盛り上がり、皆でカチャーシーを踊って双子の赤ちゃんを祝福した。
(米田英明通信員)
琉球新報