観光情報をラジオで発信 読谷村
放送が始まった観光情報番組「よみたんラジオ」で、番組をアピールする石嶺傳實村長(左)とパーソナリティーの比嘉雅也さん=読谷村高志保・むら咲むらFM放送局よみたんサテライトスタジオ
【読谷】
村内の情報を観光客向けに発信する観光情報番組「よみたんラジオ」が1日、始まった。一括交付金を活用して、村が番組の制作・放送をコミュニティーFM放送局のFMよみたんに委託。毎日午前中に1時間、村内の情報を発信する。同日、村高志保のむら咲むらFMよみたんサテライトスタジオで放送された番組に石嶺傳實村長が出演し、アピールした。
村によると、那覇方面から北部に向かう国道58号の交通量は多いにもかかわらず、観光客は村を通り過ぎているという。そのため、レンタカーで移動する観光客に村内の情報を発信することで、村への誘客を図る。運転している時間帯と予想される毎日午前9時から1時間放送する。
村内の祭りやハーリーなどのイベント情報のほか、FMよみたんのスタッフが地域の「コアな情報」を取材して伝えるコーナーもある。残波岬から見える天気や、村内のアーティストも紹介する。災害時の情報も発信する。
石嶺村長は「読谷にはいいものがいっぱいある。県内外の人が訪れるよう、みんなで連携して情報を発信したい」とアピール。村観光協会の小平武会長も「読谷ブランドづくりができれば。ぜひ来てほしい」と呼び掛けた。
パーソナリティーの比嘉雅也さん(36)と前川絢妃(あやみ)さん(22)は「読谷の魅力を届けていきたい」と意気込んだ。
沖縄タイムス