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平良で1時間31・5㍉降雨、一部で干ばつ緩和 (宮古島・沖縄)

2013年8月13日 - スタッフ公式
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平良で1時間31・5㍉降雨、一部で干ばつ緩和
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激しい雨が降り水たまりが出来たサトウキビ畑
=市内平良宮原
 10日午後2時から3時頃にかけて発達した積乱雲が宮古島中央を通過。 一部の地域では長引く干ばつの緩和になったようだ。 またフィリピン東海域では台風11号が発生した。 現在のところ南シナ海に向かうコースを進むと予想されているが、 その影響で今後1週間は降雨が期待できそうだ。 しかし予断を許せる状況ではなく依然として干ばつは続いており、 畑地かんがい未整備地区のサトウキビを中心に引き続き散水作業が必要となっている。
 雨は宮古島のほぼ中央で1時間ほど降り、 道路が冠水する場所もあった。 気象台によると、 平良で1時間当たり31・5㍉の激しい雨を観測した。 今月2日に1・5㍉降っているが、 まとまった雨は先月12日 (29㍉) 以来となる。 各地の降水量 (午後2時~4時) は平良が33・5㍉、 宮古空港が11・5㍉、 下地島空港が3㍉、 城辺と多良間空港はゼロ。
 サトウキビ畑に水溜まりができるほどの降雨に恵まれた野原越の農家女性は 「ずっと降っていなかったのでトラックに頼んでかん水をしていた。 いちばん最高の雨。 上等な雨で助かった」 と喜んでいた。 雨上がりにさっそく夏植え用のキビを刈り取っていた宮原の農家男性は 「苗の植付けがなかなか出来なかった。 良い雨が降ってくれたと思う。 台風で被害があってまだ十分回復していない。 台風が発生しているので来週も雨を期待している」 と作業に汗を流していた。
 一方、 にわか雨だった西辺でトラックのタンクに給水していた運転手は 「被害のひどかった空港近くで多く降ったようで良かった。 西辺はスプリンクラーのある所は良いが、 未整備地区ではまだ申し込みが続いている。 次の台風に期待したい」 と話していた。
 強い台風11号は10日午後3時現在、 フィリピンの東海域を西へ進んでいるもよう。 中心の気圧は965。 中心付近の最大風速は35㍍、 最大瞬間風速は50㍍。 現在の予想ではフィリピンと台湾の中間付近を進んで南シナ海へ向かうものと見られている。
 向こう1週間予報では初め太平洋高気圧に覆われて概ね晴れるが、 その後は湿った気流の影響で雲が広がりやすく、 雨の降る所があるもよう。 13日以降の降水確率は40~60%となっている。
 宮古新報

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