ジョン万次郎の足跡たどる バスツアー約70人参加
ジョン万次郎が糸満に上陸した様子をガイドから学ぶ
ツアー参加者ら=3日、糸満市の大度浜海岸
【南部】
「ジョン万次郎」の県内での足跡と功績を学ぶバスツアー(沖縄ジョン万次郎会主催)が3日、南部一帯で開催された。
万次郎は、糸満市小度浜(大度浜)海岸に上陸した後に故郷の高知に帰り、国際人として幕末から明治時代に活躍した。
ツアーには約70人が参加。最初に訪れた万次郎上陸の地、大度浜海岸では、とよみ史跡友の会の新里輝吉会長が、当時海岸が未整備だったために上陸に手間取ったことなどを解説。「非常に難渋したが、万次郎の努力があったから上陸できた」と説明した。
参加者らはガイドの説明に耳を傾けながらメモを取るなどし、積極的に万次郎と沖縄の関わりや幕末、明治期の沖縄の歴史を学んだ。
琉球新報