新加工品の完成を、宮総実が島の駅で試験販売
試食とともに新商品を試験販売する食品科学科の生徒たち
=11日、 島の駅みやこ
県立宮古総合実業高校 (伊志嶺秀行校長) 食品科学科3年生による2013年度課題研究新商品試験販売が11日、 平良久貝の 「島の駅みやこ」 で行われた。
25人の生徒が5班に分かれて研究開発してきた海産物加工品を訪れた市民や観光客らに販売し、 新商品の完成に向けてアンケートを実施していた。
同校では、 09年から宮古島漁協や市水産課、 県農林水産振興センターと連携して地元の海産物を活用した新商品の開発に取り組んでおり、 今年度もアーサやモズク、 カツオ、 ソデイカを原材料とした新商品開発を行っている。 この試験販売は、 研究開発している新商品の試験販売、 アンケートを実施することで商品の認知度や完成度を高めることを目的として実施された。
午前11時からの試験販売では、 生徒たちが▽海鮮茶漬け=地元海産物を使用したお茶漬け▽みゃークルプック=アーサやソデイカを使用した揚げせんべい▽カツオdeチップス=カツオを練り込んだポテトチップス▽ちきあげ=アーサ、 ソデイカ、 モズクを練り込んだひと口かまぼこ▽あ、 ビスケット=アーサ入りビスケット―の新商品を、 試食を交えながら買い物客らに売り込み、 アンケートの協力を呼びかけていた。
この中で、 宮国敦己くんは 「みんな自分たちのアイディアで、 先輩たちを越えるオリジナリティあふれるものを作ろうと意気込んで取り組んできた。 きょうの試験販売でお客さんの評価をもらい、 12月の中間発表までにより良いものに仕上げていきたい」 と話した。
宮古新報