オリバー・ストーン氏、平和の礎訪問
平和の礎を見つめるオリバー・ストーン氏(左から2人目=14日午前10時半ごろ、糸満市の県平和祈念公園
沖縄を訪れている米映画監督オリバー・ストーン氏は14日午前、糸満市の轟の壕(ごう)、平和祈念公園内にある平和の礎(いしじ)、県平和祈念資料館を訪れた。
平和の礎では石碑に刻まれた戦没者の氏名を見つめ、同行した石原昌家沖縄国際大名誉教授が礎の理念などを説明した。
ストーン氏は石原氏に追加刻銘について「なぜ新しい名前が刻まれているのか」などと尋ねていた。
平和祈念資料館では、沖縄戦の記録映像に強い関心を示し、立ち止まって長時間見続けていた。
ストーン氏は「ベトナム戦争を経験した私にとって、とても興味深かった。復帰後も政治的な理由で、沖縄に米軍基地は居座り続けている。
沖縄は日米に挟まれた厳しい状況にある」と話し、基地負担に苦しむ沖縄の現状に思いを寄せた。
ストーン氏は14日午後、名護市役所で稲嶺進市長と面談し、辺野古の海を視察する。午後7時からは宜野湾市のコンベンションセンター劇場棟で講演会を開く。
【琉球新報電子版】