10RUN10年連続開催、被災者、福祉施設支援へ
10時間のリレーを終え仲間たちと喜びを爆発させる
参加高校生たち=市陸上競技場
トラックの周回数に応じて募金を集める 「チャリティフェスタ10RUN2013」 (主催・同実行委員会) が17日、 市陸上競技場で行われた。
ことしで10年連続の開催となる同イベントには、 市内の高校生140人と一般30人が参加し、 10時間にわたりバトンをつなぎ計2000周を走り抜いた。
炎天下、 夕方には激しい雨が降るなど厳しい条件となったが、 午後7時に最後のランナーがゴールすると、 互いの健闘をたたえ合い、 充実した表情を見せていた。
今回のテーマは 「希望」。 「走続夢叶 (そうぞくむと) ~走り続けよう夢が叶うその日まで」 をスローガンに掲げ、 宮古高校100人、 宮古総合実業20人、 宮古工業20人の生徒たちが参加。 また飛び込みで一般のランナーも約30人参加し、 計5チームが1周400㍍のトラックで懸命にバトンをつないだ。
スタートから10時間後の午後7時には、 最後のランナーとともに参加者全員でゴールし、 喜びを爆発させた。 またフィナーレでは発光ブレスレットを参加者全員で掲げ、 イベントの成功を祝った。
チーム別の周回数は 「青春アバー」 が436周、 「MBC」 が368周、 「男女テニス部」 が487周、 「ランテック」 が509周、 飛び込み参加の一般チームが200周となった。
実行委員長の池間将士君 (宮高3年) はイベントを終え、 「最高。 とても充実した気持ち」 と笑顔を見せ、 「イベントの運営を通して企業の方々との交流、 アポの取り方などいろいろなことを学ぶことができた。
後輩たちにも大変なことがあると思うが、 今後も継続してほしい」 と期待を寄せた。
同イベントは高校生を中心に企画運営することで団結力を養い、 社会勉強の一環とするとともに、 企業や地域の人々との交流の輪を広げる目的で開催されている。
協賛企業や個人の協力者に事前にトラック1周単位での募金額を決めてもらい、 週回数に応じて支払う。 今回は約70社が協賛しており、 集めた募金は東日本大震災の被災者支援、 地域の福祉施設等に贈られる。
宮古新報