ゲーム、踊りで親睦、板倉・城辺交流事業で児童8人来島
交流会で城辺地区の児童と5色綱引きを楽しむ
板倉区の児童たち=砂川小体育館
人頭税廃止運動に尽力した新潟県旧板倉町出身の仲村十作 (1967―1943年) の功績を後世に引き継ぐため、 1993年から行われている、 新潟県上越市板倉区・宮古島市城辺地区児童交流事業で22日、 同区4校から児童8人、 引率者3人が来島した。 23日には市立砂川小学校で交流会が行われ、 板倉区の児童たちはそれぞれの学校を紹介。 砂川小の子どもたちはエイサーを披露したほか、 ゲームで交流を深めた。 同日午後からは高野漁港で海水浴も楽しみ、 宮古島の自然を満喫した。
初めての宮古島で体験したいことなど抱負を語る
板倉区の児童たち=22日、 城辺公民館
ことしで21回目を迎える同交流事業では、 毎年8月に板倉区の針、 宮嶋、 豊原、 山部の4小学校から児童が訪れ、 南国の夏を満喫。 1月には城辺地区の児童たちが板倉を訪問し、 雪国の世界を体験するもの。 期間中は交流児童の家でホームステイを体験する。
22日に城辺公民館で行われた歓迎会で市教育委員会の田場秀樹教育部長は 「ようこそ宮古島へ。 短い期間だが海、 空の青さを満喫し、 宮古島の人と交流し新しい発見をしてほしい」 と歓迎した。 板倉区の児童を引率する交流団長の内山恵子宮嶋小校長は 「3泊4日のホームステイで沖縄の風土に触れ、 たくさんのお土産を持って帰ることと思う」 と期待を寄せた。
引き続き松川義明城辺公民館館長補佐が城辺地区の概要を説明した後、 板倉区の児童たちが自己紹介。 このうち長谷川海斗君 (山部小) は 「きれいな海を楽しみたい」、 瀧さくらさん (同) は 「宮古でいろんなことを体験し楽しい思い出を作りたい」、 和田明日翔さん (豊原小) は 「板倉と違うことをたくさん発見したい」、 岡田彩さん (同) は 「沖縄の暮らしや文化をたくさん学びたい」 とそれぞれ意気込みを語った。
23日は午前9時半から砂川小学校で交流会が行われ、 同校児童会代表の友利佳恋さんが 「砂川小へようこそ。 みなさんが来るのを楽しみにしていた。 たくさんのふれあいを楽しんでください」 とあいさつ。
ふれあいタイムでは砂川昌太郎君 (5年) が 「なりやまあやぐ」、 「豊年の歌」 を披露し歓迎。
また同校6年生児童が力強くエイサーを踊った。 そのほか5色綱引きなど多彩な催しで親睦を深めた。 午後からは高野漁港で海水浴などを楽しみ、 宮古島の自然を堪能した。
きょう24日は市総合博物館をはじめ人頭税廃止運動にまつわる史跡を視察するとしている。
宮古新報