「水辺のバレリーナ」、セイタカシギ飛来
深く堆積物が溜まった池を長い足で自在に歩くセイタカシギ
=大野山林
細長い足でぬかるみの中をスイスイと歩き回るセイタカシギ。 先週の台風で雨が降ったものの、 まだ水かさが戻らない大野山林の池でせっせとエサをついばんでいた。
沖縄には冬鳥として飛来する旅鳥。 まだ暑さの続く宮古島にも秋の気配が少しだけ訪れたようだ。
全長は約37㌢だが足が長いので大きく見える。 ピンク色の足は約25㌢あり、 その姿から水辺の 「バレリーナ」 「貴婦人」 と呼ばれるが、 英語では 「竹馬」 と名づけられているという。
世界各地に生息し、 沖縄には9~3月に渡ってくる。 干潟や水溜まり、 河口などで主に昆虫や小魚、 エビ、 カニなどを捕食している。
世界の広い地域に分布しているが、 数は少ないようで環境省から絶滅危惧種Ⅱ類に指定されている。 以前は稀な種類だったが、 最近は多く飛来し沖縄ではよく見られるようになっている。
宮古新報