生きたヤンバルクイナを展示 来月、国頭村安田で
絶滅危惧種ヤンバルクイナ=2月、沖縄県東村
国頭村は28日、絶滅危惧種ヤンバルクイナの生きた個体を展示する「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」を9月14日に県家畜改良センター(同村安田)にオープンすると発表した。
沖縄本島北部に約1500羽しか生息していないと推定され、生態や保全活動への理解を深めるのが狙い。
村によると、見学者は草や土などを使って自然を模したケージの中のヤンバルクイナ1羽を、ガラスで区切られたスペースから観察できる。
ヤンバルクイナは国の天然記念物で、黒い体毛に赤いくちばしが特徴。飛べないが、羽をばたつかせながら道路を横断する姿が人気だ。見学ツアーも多く企画されているが、目撃できないケースもある。
入館料は大人500円、小中学生は200円。
沖縄タイムス