宮古島産原料でスキンケア商品とハイビスカス飲料
かぎすま宮古が開発したナチュラルスキンケア
「Hirara」 シリーズ
【Hirara】
農業生産法人かぎすま宮古 (吉田八束代表) =市城辺字西里添=は29日、 宮古ビデンスピローサなど宮古島の植物から抽出したエキスを豊富に取り入れたスキンケアシリーズ 「Hirara」 を発表した。 商品はボディウオッシュとフェイスウオッシュの各2タイプ。 早ければ来月初旬から売り出される。
スキンケア 「Hirara」 シリーズをPRする (右から)
中川代表と吉田代表=市役所平良庁舎
同日午後、 吉田代表と販売元 (ゼロマザーズ株式会社) の代表でプレマ株式会社=京都市右京区=の中川信緒代表らが市役所平良庁舎に長濱政治副市長を訪ね、 新商品の概要と販売計画などについて報告した。
原料に使用したエキスはビデンスピローサをはじめ、 ヨモギ、 パッションフルーツ、 ローズマリー、 ウコン、 ゴーヤー、 キュウリ、 ツバキなど全て宮古島の土壌で育った16種の植物から抽出している。
中川代表は 「ここまで地元に密着したご当地コスメは他では見られない。 宮古島でなければ出来なかった商品」 と力説。 Hiraraシリーズの特徴について 「おだやかに洗い、 しなやかに保湿し、 エネルギーを整えることができる商品です」 とアピールした。
主に通信販売で売り出すが、 長濱副市長は 「空港の売店な
どでも売り出すと良い」 とアドバイスし、 市としても側面からサポートしていく考えを示した。
【Beni】
株式会社グランディール (本社・那覇市天久) の高橋伸次専務が29日、 市役所平良庁舎に長濱政治副市長を訪ね、 宮古島産のハイビスカス (あかばな) を100%使用した 「ハイビスカス濃縮エキスBeni(ベニ)」 を紹介し、 「宮古島の推薦商品または認定商品にして頂き、 売上に協力してほしい」 とアピールした。
好評発売中の 「ハイビスカス濃縮エキスBeni (ベニ)」
Beniは昨年から県内のホテル、 飲食店向けに販売がスタート。 沖縄リゾートウエディング協会に年間約1万本を提供するなど売上は着実に伸びつつあるという。
ハイビスカス飲料をPRする (右から) 高橋専務と
原料生産者の平良毅さん=市役所平良庁舎
4月にはBeniを使用した 「スパークリング泡盛HanaHana Beni (はなはなべに)」 の開発事業が県のファンド事業に推薦され、 「10月下旬に商品が完成し、 販売開始する予定」。
今後アイスクリーム、 グミ、 リキュール、 ゼリー等の商品開発にも着手する計画。 ハイビスカスに含まれる栄養成分や効能の研究も進め、 新たな活用方法も模索している段階という。
高橋氏は 「沖縄では昔から 『目に良い』 と重宝されてきた。 さわやかな甘さも売りの一つ。 Beniの売上向上で原材料のハイビスカス栽培を島の新しい産業に発展させたい」 と意欲を見せた。
長濱副市長は 「是非やりましょう」 と前向きな姿勢を示し、 下地敏彦市長と協議の上で回答する旨を伝えた。
宮古新報