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 イリオモテヤマネコ交通事故多発(西表・沖縄)

2013年9月3日 - スタッフ公式
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低速、気配り運転を イリオモテヤマネコ交通事故多発
 【竹富】
国指定特別天然記念物イリオモテヤマネコの交通事故被害が過去最多の2010年に並ぶ5件になったことを受け、竹富町は1日から事故防止キャンペーンを実施することを決めた。
町主催のキャンペーンは初めて。西表島で100匹程度しか生息していないといわれる貴重な動物を守るため、のぼりや横断幕で事故防止を訴えるほか、夜間パトロールでレンタカー運転手などに低速走行を促す。
 イリオモテヤマネコの交通事故は5件発生し、4匹が死んだ。
1匹は事故後に現場から逃げており、生死は確認されていない。
 町によると、交通事故は夜間に発生しており、多くはスピードの出し過ぎによるものとみられる。イリオモテヤマネコをひいても故意でない限り罪に問われることはないが、通報する人はほとんどおらず、救命措置が間に合わないという。
 西表野生生物保護センターによると、夏場は子育て時期で、母ネコの注意力が散漫になるほか、子ネコの道路出没も増えるため、事故が発生しやすい。
 同センターは7月13日~8月31日まで「イリオモテヤマネコ夏の交通事故防止キャンペーン」を実施し、草刈りやドライバーへの注意喚起を行ってきた。
同キャンペーンを引き継ぐ形で町主催のキャンペーンを10月31日まで実施する。町主催のキャンペーンは町職員やボランティアが黄色灯を設置した道路管理者の専用車両で夜間にパトロールしたり、事故防止に関する勉強会を開いたりして啓発活動に努める。
 川満栄長町長は「イリオモテヤマネコは西表島のシンボルだ。観光客や住民は車を運転する際には気配り、目配りしながら走ってほしい」と注意を呼び掛けた。
 事故の対応は24時間受け付けている。
 通報は西表野生生物保護センター
    (電話)0980(85)5581。
  琉球新報

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