ハワイで勇壮「波平棒」 沖縄フェス130人熱演
ハワイの県系移民らを前に、迫力ある「波平棒」を披露する
読谷村波平区民ら=ハワイ州ホノルル市
【ハワイ=知花愛実通信員】
米ハワイ州ホノルル市で現地時間8月31日と9月1日の両日、「第31回ハワイ沖縄フェスティバル」が市カピオラニ公園で行われ、ステージでは読谷村波平区伝統の「波平棒(はんじゃぼう)・スーマチ」が初披露された。総勢約130人で勇壮な棒術を実演し、ハワイの県系移民らを喜ばせた。
例年、フェスティバルには沖縄からゲストが招かれるが、約130人もの団体が出演するのは今回が初めてという。迫力満点の演武で、波平区の伝統芸能の重みと強さを感じさせた。
区民らの出演に伴い石嶺傳實村長ら関係者も現地を訪問。8月30日にはアバクロンビー州知事を表敬し、読谷山花織のかりゆしウエアを贈呈するなど村のアピールに努めた。
フェスティバルには県内からこのほか、嘉手納町の千原エイサー保存会やミュージシャンのジョニー宜野湾さんらも出演した。
沖縄タイムス