もろみ酢、14社が統一商品 公正マークPR
もろみ酢の新商品をPRする泡盛の女王の国吉真理さん(左)と琉球もろみ酢事業協同組合の松田亮理事長
=2日、県庁記者会見室
琉球もろみ酢事業協同組合(松田亮理事長)は2日、加盟14社の統一ブランド商品を発表した。
もろみ酢の含有量75%以上の商品が表示できる「公正マーク」を大きく包装にあしらい、もろみ酢の普及と販売促進に使いながら品質の重要性をPR。豊富なアミノ酸やクエン酸が疲労回復に効果的とされる県産の健康飲料を、あらためて県民に知ってもらおうと、「もろみ酢の日」の3日から県内のイオン5店舗などで発売する。
発売するのは、900ミリリットルの紙パック「琉球もろみ酢公正マークパック」(2500円)。5千本を製造し、11月末までは発売記念として1980円で販売する。
同協同組合はことし3月、もろみ酢を製造する県内14の泡盛メーカーで発足。本年度から、主成分のクエン酸にちなんだ9月3日の「もろみ酢の日」を契機に消費拡大への取り組みを強化し、2015年度までに最盛期の04年度と同じ約60億円(出荷額ベース)の売り上げを目指す。
同協同組合によると、04年当時は品質基準がないまま多数の商品が流通し、もろみ酢の魅力が浸透しないまま売り上げが落ち込んだという。2日、県庁で記者会見した松田理事長は公正マークについて「公正競争規約に基づき消費者の皆さまに安心して飲んでいただける品質保証の商品」と呼び掛けた。
3日は那覇市のコープ・あっぷるタウンで試飲即売会を実施。泡盛の女王の国吉真理さんは「もろみ酢は筋肉の疲労回復とともにコレステロール値を抑える効果もあり、部活動をしている中高校生から中高年まで幅広く飲んでいただける」とPRした。
沖縄タイムス