切り葉アレカヤシ、名護が県内初の拠点産地に
山城毅県農林水産部長(前列左から4人目)からアレカヤシ
の拠点産地の認定書を交付された稻嶺進名護市長(同3人目)=4日、県庁
県農林水産部は4日、盛り花に使われる切り葉のアレカヤシの拠点産地として、名護市を認定した。
名護市は県内初のアレカヤシの拠点産地となり、ゴーヤーや小ギク、カボチャなどに続き8品目目の拠点産地となった。
アレカヤシは亜熱帯原産の植物。
県内市場に出回る県産の割合が100%で県産農産物の中でも数少ない品目となっている。名護市は1977年からアレカヤシの栽培を開始。2012年の作付面積は12・8ヘクタール、農家数は41戸となっている。
昨年、一昨年と大型台風の相次ぐ襲来で、12年産出荷量は196万1千本と落ち込んでいるが、県内出荷量の38%を占め、生産量1位となっている。17年には作付面積の拡大と10アール当たりの収量の増加で生産量を伸ばし、出荷量を12年比2倍の411万本に増やす計画だ。
沖縄タイムス