FIFA推奨の人工芝ピッチ「なでしこリーグ」誘致へ
FIFA推奨の人工芝に張り替える赤間陸上競技場
の完成予想図(恩納村提供)
【恩納】
村恩納にある赤間陸上競技場に県内初となる国際サッカー連盟(FIFA)推奨の人工芝グラウンドができる。
村によると、最高ランクの品質で天然芝に近く、日本サッカー協会の公認を受けて公式戦を行うことが可能になる。
現在、工事が急ピッチで進み、来年4月に供用開始の予定。
「オンナ」の村名にちなみ、村は女子サッカーのなでしこリーグのキャンプ誘致にも積極的に乗り出す。
従来の赤間陸上競技場は水はけが悪く、雨天による大会中止や延期、競技の中断などが頻繁にあった。陸上競技のトラックも張り替え、全天候型の陸上競技場に生まれ変わる。
事業費は防衛予算約8億3千万円を活用した。村企画課は、トップレベルの人工芝を完備することで、天然芝の養生期に左右されず、天候が悪い場合でもトレーニングに影響しないメリットを挙げ「キャンプ誘致も有利になる」とみている。
ピッチのサイズは縦105メートル、横68メートルの正式規格。約850人収容の屋根付きの観客席も備える。周辺にウオーキングコースも整備し「村民の施設利用を促進して健康増進にもつなげたい」(同課)としている。
陸上競技場周辺は赤間総合運動公園として、天然芝のサッカー場や野球場のほか、ソフトボール場に多目的屋内運動施設などもある。2007年から3年間、Jリーグの湘南ベルマーレが春季キャンプを実施している。
沖縄タイムス