オクラ麺おいしいよ うるまで特別週間、
全小中給食に提供
緑色のオクラ麺を使った沖縄そばをおいしく食べた1年1組の児童と、中部農林高オクラ麺開発チームの吉里真紀さん
=9日、うるま市勝連南風原の南原小学校
【うるま】
うるま市産オクラを広めようと「オクラクッキングウイーク」が9日、始まった。
13日までに市内の全小中学校の給食にオクラ麺を使った沖縄そばやジャージャー麺、冷やし中華などが提供される。
沖縄市登川の中部ファーマーズマーケットちゃんぷるー市場では15日まで、オクラ麺の試食や青果の販売がある。
9日、市内一の産地・勝連南風原の南原小学校に、島袋俊夫うるま市長や近所のオクラ農家、中部農林高校のオクラ麺開発プロジェクトチームなど、関係者約25人が招待された。
島袋市長は「家でオクラ作っている?」と子どもたちと会話しながら沖縄そばを試食。「研究段階より(練り込まれている)オクラの量が増え、歯応えがよくなった」と新たな市産品の味を確かめた。
生のオクラは苦手と話していた1年の花城李昊(りそら)ちゃん(6)はオクラ麺を頬張り「味はオクラと似ているけど苦くない。おいしかった」とにっこり。
農家の仲直輝さん(50)は、「去年の台風で『オクラをやめる』と言った農家も、これを励みに続けている。苦手な人も、加工食品から始まって青果を食べてほしい。農家としてできることは取り組みたい」と気持ちを新たにしていた。
琉球新報