月夜の下で思いを熱唱 なかどぅ道ぬとぅばらーま祭
月明かりの下で思い思いにとぅばらーまを歌い上げた出演者ら
=16日夜、平得のとぅばらーま歌碑前広場 「なかどぅ道ぬとぅばらーま祭」(同実行委主催)が16日夜、市内平得のとぅばらーま歌碑前広場で開かれ、小学生から一般、医師や元警察官など幅広い層が思い思いのとぅばらーまを歌い上げた。
同祭は、八重山の叙情歌とぅばらーまを多くの人に親しんでもらい、島の伝統文化の継承に役立てようと、毎年旧暦8月十三夜に催される市主催の「とぅばらーま大会」の前夜に開かれている。
「いずすどぅ主(歌う人が主人公)」をテーマに、コンテスト形式ではなく、誰でも気軽に参加できるのが特徴。
蔵下芳久実行委員長は「とぅばらーま祭もことしで23年目を迎える。出演者一人ひとりの思うとぅばらーまを自由に歌ってもらい、観客の皆さんにも楽しんでもらいたい」とあいさつ。
ステージでは初心者からベテランまで多くの人が出演し、とぅばらーまの曲に合わせた舞踊も披露された。
会場には地域住民や民謡愛好者、観光客などが訪れ、月夜の下で歌い上げられるとぅばらーまを楽しんだ。
八重山毎日新聞