「笑う門には健康きたる」／川満しぇんしぇー体験談語る
健康トークで会場爆笑
健康トークショーの寸劇で人間ドックを受けた時の様子を再現する川満さん（右）と伊是名さん＝15日、市中央公民館
宮古福祉保健所が主催した「がんずぅー講演会」でタレントの川満聡さん（川満しぇんしぇー）と同講演会の基調講演を行った伊是名カエさん（管理栄養士）による健康トークショー「笑う門には健康きたる」が15日、市中央公民館で催された。川満しぇんしぇーの体験談を基にしたトークショーは会場を爆笑の渦に巻き込みながら、示唆に富む話に大きな拍手が送られた。
ミニ寸劇で始まったトークショーで、川満さんは実際に自らが人間ドックを受けた時の様子を再現。血圧の値が２００を越えていたことや、このままでは腎機能障害を起こし、人工透析になることを指摘されたと話した。
20代の頃にすでに「痛風」の予兆があったことから、一念発起し健康的な生活改善に努めたという。
酒量を控え、炭水化物抜きの食生活に変えたところ、みるみる体重が減少し18㌔の減量に成功した。
伊是名さんが「体重が減少して何か副産物はあったか」と尋ねると、川満さんは「体も軽くなったが心も軽くなった」と話し、メンタル面でも非常によい効果を得られたと説明した。
また、川満さんは禁煙についても触れ、「やめることを最初の目標に置くのではなく、とめてみることを目標にすれば、次第に禁煙できるようになる」と秘訣を話した。
川満さんは「健康な体に健康な心も宿る」と述べ、会場から大きな賛辞の拍手を送られた。
伊是名さんは「同じ健康問題で悩む人たちでグループを作ることを提唱している」と話し、１人の頑張りより、みんなで助け励まし合うことの効果について語った。
川満さんは「知識をしっかり持つことはとても大事なこと。あなたの体を守るのはあなたの知恵だ」と述べた。
伊是名さんは「自分に合ったダイエット方法があるのであれば、継続した方がよい」と話し、トークショーを締めくくった。
トークショーを観た島尻佳恵さん（平良松原）は「とてもおもしろく、ためになる催しだった。川満しぇんしぇーの話を聞いて自分なりに健康を考える良い機会になった」と話した。
.宮古毎日新聞
