へき地教育学ぶ 沖大生、北国小で交流
一緒に給食の準備をする北国小の児童と沖大の学生たち
=11日、国頭村の北国小学校
【国頭】
沖縄大学子ども文化学科の学生ら17人が11日、国頭村立北国小学校(川口正一校長)を訪れ、授業見学やレクリエーションで交流を深めた。北国小は全校児童数が6人の小規模校。学生の訪問に子どもたちは大喜びだった。
訪問は、離島やへき地の教育を学ぶ「島嶼教育論」の授業の一環。午前中行われた運動会のリハーサルでエイサーやリレーの練習に加わり、へき地での授業を体験した。
同学科の梶村光郎教授は「複式学級などへき地教育や地域との取り組みを知ることが目的。学生たちも、体験を通してこういう学校で教員になりたいと夢が持てるはず」と話した。
小学校の教諭を目指している松田夢さん(23)は「地域の人も協力的で子どもたち同士のつながりも強い。教育現場で地域の協力が必要になる中で経験が生かされると思う」と語った。
同小4年の多和田大和君(10)は「ゲームが楽しかった。また来てほしい」と笑顔を見せた。
琉球新報