繁栄願い大綱引き、狩俣自治会で伝統の豊年祭
豊年祭のメーン行事の大綱引きで、渾身の力を振り絞って
綱を引く青年ら=平良狩俣の県道230号線
狩俣自治会 (上原正行会長) の旧十五夜行事 「豊年祭」 が19日、 同集落内県道230号線で行われた。
午後4時からの部落内パレードで幕開けしたあと、 同7時過ぎから大勢の地域住民らが参加した大綱引きをはじめ、 エイサーや三線ライブなどなど数々の催しで盛り上がりながら、 むこう1年間の豊年を祈念した。
パレードは狩俣マッチャーズ前を出発し部落内を行進。 6時から県道沿いで児童らのエイサーや美ぎ花バンドのライブなど多彩な催しが行われ、 同7時過ぎから大綱引き等が行われた。 会場では焼きそばやかき氷などを買い求める人らで賑わいを見せていた。
豊年祭のメーンとなる大綱引きは地域住民らが東、 西に分かれて計五回勝負を実施し、 大勢の老若男女が参加した熱戦の結果、 西が3勝2敗で勝利して向こう1年の豊漁が約束された。
この中で、 上原自治会長は 「台風の影響で風が強いが、 涼しくてたくさん綱を引き、 踊っても大丈夫。 今年も大綱引きを通し、 みんなで五穀豊穣や無病息災、 地域発展のために頑張ろう。 最後まで楽しんでほしい」 と呼びかけていた。
宮古新報