3万3000人興奮 糸満大綱引、北組が勝利
国道331号を埋め尽くす参加者で熱気に包まれた糸満大綱引=19日午後6時30分ごろ、糸満市糸満
(田嶋正雄撮影)
【糸満】
毎年旧暦八月十五夜に開かれる県内三大)綱引きの一つ「糸満大綱引」が19日、糸満ロータリーから白銀堂間の国道331号であった。来場者ら約3万3千人(主催者発表)がニシカタ(北組)とヘーカタ(南組)に分かれ熱戦を展開。北組が27分56秒で昨年の雪辱を果たし、通算成績を34勝29敗4引き分けとした。
糸満大綱引では、双方が一斉に引きあうのは数分で、互いに相手が引くときには綱に座って休み、疲れたころを見計らって引き返す。参加者は制限時間残り約3分まで、掛け声に合わせ力強く綱を引いた。
糸満大綱引行事委員会の上原健市委員長は「五穀豊穣や大漁祈願、無病息災を祈(いの)る大切な年中行事。市民が心を一つにして綱作りに取り組み、ことしも無事開催できた」と喜んでいた。
沖縄タイムス