震災忘れないで 創作エイサー「那覇太鼓」
東日本大震災チャリティー公演で力強い演舞を見せる
「那覇太鼓」のメンバーら=23日、那覇市のてんぶすホール
那覇市を拠点に活動する創作エイサー団体「那覇太鼓」(与那覇仁会長)は23日、那覇市のてんぶすホールで東日本大震災チャリティー公演を開いた。
那覇太鼓による東日本大震災チャリティー公演は今回で2度目。この日は「チバリヨー東北!被災地に笑顔を」と訴え、3回にわたり演舞を披露した。亡くなった人の魂を慰める念仏踊りや勇壮なエイサーを舞い「被災地を忘れないで」と観客に募金を呼び掛けた。
子どもから大人まで幅広い年齢層の団員らは10月31日から11月4日まで、岩手県大槌町などを慰問公演のため訪れる。チャリティー公演には、歌手の池田卓さんや創作舞踊団体「踊飛琉」も駆け付けた。那覇太鼓が2011年、東日本大震災後に岩手県を訪れた慰問の様子などの映像も紹介され、涙を拭う観客もいた。
与那覇会長(26)は「一度だけの支援で終わらない。現地の人たちから『また戻って来て』といただいた声を忘れず、練習に励んできた。沖縄は岩手を忘れていないという気持ちを伝えたい」と意気込みを語った。
沖縄タイムス